ビジネスチャットツールの比較で、どれを選ぶべきか迷っていませんか?Slack、Microsoft Teams、Chatwork、LINE WORKSなど主要ツールが乱立し、「自社に合うのはどれ?」と判断しづらい状況です。
結論から言うと、ビジネスチャット選びは「利用人数」「既存ツールとの連携」「チームのITリテラシー」の3軸で決まります。料金や機能だけで選ぶと、導入後に「使いこなせない」「定着しない」という失敗を招きます。
この記事では、2026年最新の料金・機能データをもとに、主要4ツールを徹底比較し、企業規模・用途別のおすすめを解説します。
ビジネスチャットツール主要4社の料金・機能比較表
まず、2026年3月時点の最新情報で主要4ツールを一覧比較します。
| 項目 | Slack | Microsoft Teams | Chatwork | LINE WORKS |
|---|---|---|---|---|
| 無料プラン | あり(90日間の履歴) | あり(基本機能) | あり(100人まで) | あり(100人まで) |
| 最安有料プラン | 月額925円/人 | 月額599円/人 | 月額700円/人 | 月額450円/人 |
| ビデオ通話 | ◯(15人まで) | ◎(300人まで) | ◯(14人まで) | ◯(200人まで) |
| 外部連携 | ◎(2,600以上) | ◎(Microsoft 365連携) | ◯(限定的) | ◯(一部対応) |
| 日本語サポート | ◯ | ◯ | ◎(国産) | ◎(国産) |
| ファイル共有 | ◯ | ◎(SharePoint連携) | ◯ | ◯ |
| おすすめ企業 | IT・スタートアップ | Microsoft 365利用企業 | 中小企業全般 | 現場スタッフが多い企業 |
Slack|カスタマイズ性と外部連携が最強
Slackは、世界中のIT企業やスタートアップで圧倒的な支持を集めるビジネスチャットツールです。2,600以上の外部サービスと連携できる拡張性が最大の強みです。
Slackの料金プラン(2026年最新)
- フリー:無料(メッセージ履歴90日間、外部連携10個まで)
- Pro:月額925円/人(年契約)。メッセージ履歴無制限、外部連携無制限
- Business+:月額1,800円/人。SAML SSO、データエクスポート対応
- Enterprise Grid:要見積もり。大規模組織向け、複数ワークスペース管理
Slackが向いている企業
- エンジニア・デザイナーが多いチーム
- GitHub、Jira、Notion、Google Workspaceなど多数のツールを併用している
- ワークフロー自動化(Slack Workflow Builder)を活用したい
- チャンネルベースの整理されたコミュニケーションを求める
Microsoft Teams|Microsoft 365ユーザーの最適解
Microsoft Teamsは、Word・Excel・PowerPointなどのMicrosoft 365と完全統合されたビジネスチャットツールです。すでにMicrosoft 365を導入している企業なら、追加コストなしでTeamsを利用できます。
Microsoft Teamsの料金プラン(2026年最新)
- Microsoft Teams(無料版):チャット・ビデオ通話(60分)・5GBストレージ
- Microsoft Teams Essentials:月額599円/人。ビデオ通話最大300人、10GBストレージ
- Microsoft 365 Business Basic:月額899円/人。Web版Office + 1TBストレージ
- Microsoft 365 Business Standard:月額1,874円/人。デスクトップ版Office含む
Microsoft Teamsが向いている企業
- すでにMicrosoft 365(旧Office 365)を導入済み
- Word・Excel・PowerPointでの共同編集が多い
- 大人数のオンライン会議(ウェビナー含む)が頻繁にある
- セキュリティ・コンプライアンス要件が厳しい大企業
Chatwork|国産で圧倒的に使いやすい
Chatworkは、日本企業のために設計された国産ビジネスチャットです。導入社数は41万社を超え、中小企業を中心に国内トップクラスのシェアを誇ります。ITに詳しくないメンバーでも直感的に使えるシンプルなUIが特徴です。
Chatworkの料金プラン(2026年最新)
- フリー:無料(ユーザー100人まで、コンタクト無制限)
- ビジネス:月額700円/人(年契約)。ユーザー無制限、管理機能充実
- エンタープライズ:月額1,200円/人。セキュリティ強化、SLA保証
Chatworkが向いている企業
- ITリテラシーにばらつきがあるチーム
- 社外の取引先・パートナーともチャットでやり取りしたい
- タスク管理機能をチャット内で完結させたい
- 日本語による手厚いサポートが必要
LINE WORKS|現場スタッフとの連絡に最適
LINE WORKSは、LINEと同じ操作感で使えるビジネスチャットです。普段LINEを使い慣れているスタッフが多い職場では、教育コストゼロで導入できます。
LINE WORKSの料金プラン(2026年最新)
- フリー:無料(ユーザー100人まで、5GBストレージ)
- スタンダード:月額450円/人。1TBストレージ、管理機能
- アドバンスト:月額800円/人。Drive機能、メール機能追加
LINE WORKSが向いている企業
- 店舗スタッフ・現場作業員など、PCを持たない従業員が多い
- 飲食・小売・介護・建設など現場中心の業種
- 個人のLINEアカウントを業務利用させたくない
- 掲示板・アンケート・カレンダーなどグループウェア機能も欲しい
【目的別】おすすめビジネスチャットの選び方
企業の状況に応じた選び方を、目的別にまとめました。
コスト最優先で選ぶなら
Microsoft Teamsがおすすめです。Microsoft 365を導入済みなら追加コスト0円。単体でも月額599円と最安水準です。
使いやすさ・導入しやすさ重視なら
ChatworkまたはLINE WORKSがおすすめです。日本語UIと手厚いサポートで、ITに詳しくないメンバーもスムーズに導入できます。
外部ツール連携・自動化重視なら
Slack一択です。GitHub、Jira、Salesforce、Google Workspaceなど、2,600以上のサービスとワンクリックで連携できます。Workflow Builderによるノーコード自動化も強力です。
セキュリティ・コンプライアンス重視なら
Microsoft Teamsがおすすめです。エンタープライズグレードのセキュリティ、データ保持ポリシー、監査ログ、eDiscoveryなど、大企業の要件に対応しています。
ビジネスチャット導入時の注意点
ツールを選んだあと、導入を成功させるために押さえるべきポイントを解説します。
導入を成功させる3つのコツ
- 小さく始める:まずは1チーム・1部署でトライアル運用し、課題を洗い出してから全社展開する
- ルールを決める:チャンネルの命名規則、返信のルール、@メンションの使い方など最低限のガイドラインを作る
- 既存ツールとの棲み分け:メールは廃止するのか併用するのか、電話との使い分けはどうするか、事前に方針を決める
よくある失敗パターン
- 無料プランのまま運用し、履歴が消えて情報が失われる
- チャンネルが乱立して情報が分散する
- 一部のメンバーだけが使い、メールとの二重管理になる
- プライベートチャットが多用され、組織の透明性が下がる
まとめ:自社の課題に合ったツールを選ぼう
ビジネスチャットツール4社の比較をまとめると、以下のようになります。
- Slack:外部連携・カスタマイズ性を求めるIT企業向け
- Microsoft Teams:Microsoft 365ユーザーのコスパ最強の選択肢
- Chatwork:使いやすさ重視の中小企業向け
- LINE WORKS:現場スタッフが多い企業・店舗向け
多くのツールが無料プランやトライアル期間を用意しています。まずは候補を2つに絞り、実際にチームで1〜2週間試用してから決定するのがおすすめです。

