ノーコードツール比較2026|非エンジニア向けおすすめ10選

SaaS比較まとめ

ノーコードツールを導入すれば、プログラミングの知識がなくてもWebサイトや業務アプリを自社で開発できます。しかし2026年現在、国内外で数十種類のノーコードツールが提供されており、「どれを選べばいいかわからない」という声は少なくありません。本記事では、非エンジニアの方でも迷わず選べるよう、目的別におすすめのノーコードツール10選を比較しながら、選び方のポイントや料金相場まで詳しく解説します。

ノーコードツールとは?基本をおさらい

ノーコードツールの定義と仕組み

ノーコードツールとは、ソースコードを一切書かずに、ドラッグ&ドロップなどの直感的な操作でアプリやWebサイトを構築できるクラウドサービスの総称です。あらかじめ用意されたテンプレートや部品(コンポーネント)を組み合わせるだけで、従来エンジニアに依頼していた開発を自社の業務担当者が行えるようになります。

似た概念に「ローコード」がありますが、ローコードは一部プログラミングが必要な場面があるのに対し、ノーコードは完全にコーディング不要という違いがあります。

ノーコードツールが注目される背景

ノーコードツールが急速に普及している主な背景は次の3つです。

  • IT人材不足の深刻化:経済産業省の試算では、2030年には最大約79万人のIT人材が不足するとされており、非エンジニアでも開発できる環境が求められています。
  • DX推進の加速:業務のデジタル化を急ぐ企業が増え、スピーディーな開発手法としてノーコードが選ばれています。
  • 開発コストの削減:外部委託と比べ、ノーコード開発は費用を50〜80%程度削減できるケースが多いと報告されています。

ノーコードツールの選び方|5つのチェックポイント

目的に合ったタイプを選ぶ

ノーコードツールは大きく以下の4タイプに分かれます。自社の目的に合ったタイプをまず絞り込みましょう。

タイプ主な用途代表的なツール
Webサイト制作コーポレートサイト、LPSTUDIO、Wix、ペライチ
業務アプリ開発在庫管理、日報、顧客管理kintone、AppSheet、Platio
Webアプリ開発SaaS、マッチングサイトBubble、Adalo
EC・ネットショップオンライン販売Shopify、BASE

料金・拡張性・サポートの3軸で比較する

ツール選定では、以下の3軸を必ず確認してください。

  • 料金体系:無料プランの有無、ユーザー課金 or アプリ課金、従量課金の有無
  • 拡張性:API連携、外部サービスとのデータ接続、カスタマイズの自由度
  • サポート体制:日本語対応の有無、ドキュメントの充実度、コミュニティの活発さ

特に中小企業では、日本語サポートの有無が運用のしやすさに直結するため重要です。

【Webサイト制作向け】おすすめノーコードツール3選

STUDIO|国産で高いデザイン自由度

STUDIOは、国産のWebサイト制作特化型ノーコードツールです。SUNTORYやnoteなど大手企業の導入実績もあり、デザインの自由度が高い点が最大の特徴です。

  • 料金:Free(無料)/ Mini(月額590円〜)/ Personal(月額1,190円〜)/ Business(月額3,980円〜)※いずれも年払い時
  • 特徴:リアルタイム共同編集、レスポンシブ対応、CMS機能搭載
  • おすすめ対象:デザインにこだわりたい企業、コーポレートサイトを内製化したいチーム

Wix|世界シェア1位の汎用性とAI機能

Wixは、世界で2億人以上が利用するWebサイトビルダーです。2026年にはAI機能がさらに強化され、テキスト入力だけでサイトの下書きを自動生成できます。

  • 料金:無料プランあり / Light(月額1,200円〜)/ Core(月額2,600円〜)/ Business(月額2,990円〜)
  • 特徴:900種類以上のテンプレート、Wix ADI(AI自動デザイン)、豊富なアプリマーケット
  • おすすめ対象:多ページのサイトを低コストで運用したい企業、EC機能も使いたい方

ペライチ|1ページのLP作成に最適

ペライチは、LP(ランディングページ)や簡易サイトをスピーディーに作れる国産ツールです。操作が極めてシンプルで、ITに不慣れな方でも30分程度でページを公開できます。

  • 料金:フリー(無料・1ページ)/ ライト(月額1,628円)/ レギュラー(月額3,278円)/ ビジネス(月額4,378円)
  • 特徴:決済機能・予約機能を標準搭載、日本語テンプレートが豊富
  • おすすめ対象:セミナー告知やキャンペーンLPを手早く作りたい個人事業主・小規模事業者

【業務アプリ開発向け】おすすめノーコードツール4選

kintone|国内シェアNo.1の業務改善プラットフォーム

kintoneは、サイボウズが提供する業務アプリ構築プラットフォームで、累計35,000社以上に導入されています。顧客管理・案件管理・日報など、あらゆる業務アプリをドラッグ&ドロップで作成できます。

  • 料金:ライトコース(月額1,000円/ユーザー)/ スタンダードコース(月額1,800円/ユーザー)/ ワイドコース(月額3,000円/ユーザー)※最低5ユーザーから
  • 特徴:200以上のプラグイン・連携サービス、豊富なテンプレート、手厚い日本語サポート
  • おすすめ対象:既存の紙・Excel業務をデジタル化したい中小企業

AppSheet|Googleスプレッドシートから即アプリ化

AppSheetは、Google提供のノーコードプラットフォームです。既存のGoogleスプレッドシートやExcelをデータソースとして、業務用のモバイルアプリ・Webアプリを自動生成できます。

  • 料金:Starter(月額5ドル/ユーザー)/ Core(月額10ドル/ユーザー)/ Enterprise Plus(月額20ドル/ユーザー)※Google Workspace Business以上にはCore無料付帯
  • 特徴:Googleサービスとのシームレス連携、AIによる自動アプリ提案、オフライン対応
  • おすすめ対象:Google Workspaceを導入済みの企業、スプレッドシート中心の業務を改善したいチーム

Platio|現場向けモバイルアプリに強い

Platioは、アステリア株式会社が提供する業務用モバイルアプリ作成ツールです。点検・報告・日報など、現場作業に特化したテンプレートが100種類以上用意されています。

  • 料金:初期費用0円 / Standard(月額20,000円・ユーザー数無制限)/ Pro(月額30,000円)
  • 特徴:GPS・カメラ・バーコード読取など端末機能をフル活用、オフライン動作対応
  • おすすめ対象:現場巡回や点検業務をデジタル化したい製造業・建設業・物流業

Glide|スプレッドシートから最速でPWAを構築

Glideは、GoogleスプレッドシートやExcelを基にPWA(プログレッシブWebアプリ)を数分で作成できるツールです。UIが洗練されており、社内ツールの構築に適しています。

  • 料金:Free(無料・個人利用)/ Maker(月額60ドル)/ Team(月額125ドル)/ Business(月額250ドル)
  • 特徴:テンプレートが豊富でプロトタイプ作成が高速、AI列機能でデータ自動処理
  • おすすめ対象:社内向けのデータ管理アプリやダッシュボードを素早く作りたいチーム

【Webアプリ・サービス開発向け】おすすめノーコードツール3選

Bubble|本格的なWebアプリを開発可能

Bubbleは、ノーコードツールの中で最も高機能なWebアプリ開発プラットフォームです。SaaSやマーケットプレイスなど、複雑なロジックを含むサービスもコーディング不要で構築できます。

  • 料金:Free(無料・学習用)/ Starter(月額29ドル〜)/ Growth(月額119ドル〜)/ Team(月額349ドル〜)※年払い時
  • 特徴:データベース・API連携・決済機能を標準搭載、拡張性が非常に高い
  • おすすめ対象:MVPを素早くリリースしたいスタートアップ、自社サービスを開発したい企業

ただし、Bubbleは従量課金(ワークロードユニット)制があり、トラフィック増加時にコストが跳ね上がる点には注意が必要です。

Adalo|ネイティブモバイルアプリを開発

Adaloは、Apple App StoreやGoogle Play Storeに公開可能なネイティブモバイルアプリを、ノーコードで開発できる数少ないプラットフォームです。

  • 料金:Free(無料・テスト用)/ Starter(月額36ドル)/ Professional(月額60ドル)/ Business(月額200ドル)
  • 特徴:ネイティブアプリとしてストア公開可能、プッシュ通知対応、レコード数無制限(有料プラン)
  • おすすめ対象:iOSやAndroidアプリを自社で開発・公開したい企業

Shopify|ECサイト構築の世界標準

Shopifyは、世界175か国で数百万店舗が利用するEC特化型プラットフォームです。商品登録から決済・配送・在庫管理まで、ネットショップ運営に必要な機能がすべて揃っています。

  • 料金:Basic(月額33ドル)/ Shopify(月額92ドル)/ Advanced(月額399ドル)
  • 特徴:8,000以上のアプリで機能拡張、多通貨・多言語対応、豊富なデザインテーマ
  • おすすめ対象:本格的にECビジネスを立ち上げたい企業、越境ECを視野に入れる事業者

ノーコードツール10選の料金・特徴比較表

一覧比較表で最適なツールを見つける

ツール名タイプ無料プラン有料プラン月額日本語対応
STUDIOWeb制作あり590円〜完全対応
WixWeb制作あり1,200円〜完全対応
ペライチWeb制作あり(1P)1,628円〜完全対応
kintone業務アプリ30日間無料トライアル1,000円/ユーザー〜完全対応
AppSheet業務アプリなし(トライアルあり)約750円/ユーザー〜一部対応
Platio業務アプリ30日間無料トライアル20,000円〜(人数無制限)完全対応
Glide業務アプリあり約9,000円〜非対応
BubbleWebアプリあり約4,350円〜非対応
Adaloモバイルアプリあり約5,400円〜非対応
ShopifyECサイト3日間無料トライアル約4,950円〜完全対応

※2026年4月時点の情報です。為替レートにより日本円の金額は変動します。

目的別おすすめの選び方

  • コーポレートサイトを自社で作りたい → STUDIO または Wix
  • LPを素早く量産したい → ペライチ
  • 社内の業務アプリを内製化したい → kintone(日本語サポート重視)またはAppSheet(Google連携重視)
  • 現場作業のデジタル化が急務 → Platio
  • 自社サービスやSaaSを開発したい → Bubble
  • ネイティブモバイルアプリを出したい → Adalo
  • ECサイトを立ち上げたい → Shopify

まとめ

2026年のノーコードツール市場は、AI機能の統合やテンプレートの充実により、ますます非エンジニアにとって使いやすい環境が整っています。ツール選びで最も大切なのは、「何を作りたいか」という目的を明確にすることです。

本記事で紹介した10選の中から、まずは無料プランや無料トライアルで実際に触ってみることをおすすめします。使い勝手を体感したうえで、料金・拡張性・サポート体制を総合的に判断すれば、自社に最適なノーコードツールが見つかるはずです。

ノーコードツールを活用して、開発コストの削減と業務効率化を同時に実現しましょう。

タイトルとURLをコピーしました