Chatwork無料プランの制限を2026年最新情報でまとめます。メッセージ閲覧は直近40日・5,000件まで、ストレージは組織で5GB、ビデオ通話は1対1のみといった制約があり、業務利用では「ある日突然過去メッセージが消える」と慌てるケースが少なくありません。本記事では、無料プランで具体的に何ができて何ができないのか、ビジネスプランとの差分、そして上限に達したときの現実的な対策を整理します。Chatworkを使い続けるか、Slackや他チャットへ乗り換えるかの判断材料としてご活用ください。
Chatwork無料プランの全制限まとめ(2026年版)
まず最初に、Chatworkフリープラン(無料プラン)に課されている主要な制限を一覧で整理します。意外と「人数100名まで」「メッセージは40日まで」など、知らずに使っていると後で痛い思いをする項目が複数あります。
メッセージ閲覧は「直近40日・5,000件」まで
無料プランで最もインパクトが大きい制限がこれです。直近40日以内、かつ最新5,000件までのメッセージしか閲覧できず、それより古い投稿はChatwork上から見えなくなります。重要な議事録や顧客とのやり取りを後から見返したい場合、無料プランのままでは手遅れになる可能性があります。一方、ビジネスプランではこの制限が撤廃され、無制限に過去メッセージを遡れます。
ストレージは組織全体で5GB
無料プランでは、組織(テナント)全体で利用できるファイルストレージが5GBまでに制限されています。1ユーザーあたりではなく組織合計である点に注意してください。画像・PDF・動画ファイルを業務でやり取りする場合、数ヶ月で枯渇するケースが多く、ファイルアップロード時にエラーが出る原因になります。
利用人数は100名まで
フリープランで参加できるメンバーは1組織あたり100名が上限です。スタートアップや小規模チームでは当面問題ありませんが、業務委託・パート・取引先を巻き込んで運用する場合は意外と早く到達します。
有料プランで解放される機能と料金(2026年最新)
無料プランの制限を回避する正攻法は、ビジネスプランへのアップグレードです。2026年時点の料金と、解放される主な機能を整理します。
料金プラン比較表
| 項目 | フリー | ビジネス | エンタープライズ |
|---|---|---|---|
| 月額(年間契約・1ユーザー) | 0円 | 700円 | 1,200円 |
| メッセージ閲覧 | 直近40日・5,000件 | 無制限 | 無制限 |
| ストレージ | 組織で5GB | 1ユーザー10GB | 1ユーザー10GB |
| ビデオ/音声通話 | 1対1のみ | 最大14人 | 最大14人 |
| 利用人数 | 100名 | 無制限 | 無制限 |
| 広告表示 | あり | なし | なし |
| 検索オプション | 不可 | 可能 | 可能 |
| 予約送信・自分宛て一覧 | 不可 | 可能 | 可能 |
※2026年5月時点のChatwork公式料金。為替や改定で変動する可能性があります。
ビジネスプランで一気に解放される3つの機能
- メッセージ無制限閲覧:過去ログ確認・監査対応で必須。
- グループビデオ通話(最大14名):簡易ミーティングをZoomなしで実施可能。
- 検索オプション:発言者・期間・チャットルームを絞り込んだ高度検索ができる。
「40日制限」が業務に与える具体的な影響
抽象的に「メッセージが見えなくなる」と言われても実感が湧きにくいので、実際の業務シーンで何が起きるかを整理します。
顧客とのやり取りが証跡として残らない
クライアントワークでChatworkを使っている個人事業主やフリーランスにとって、40日経過後にメッセージが消えるのは致命的です。納品物の仕様確認、見積もりの合意、修正指示などの履歴が辿れなくなり、後日「言った言わない」のトラブルが発生したときに証拠を提示できません。
新メンバーへの引き継ぎが困難
プロジェクト途中で新メンバーが加入したとき、過去の議論経緯を読んでもらおうとしても、40日より前のメッセージは閲覧できません。結果として個別に説明する工数が発生し、ノウハウ共有のコストが膨らみます。
ストレージ5GBは数ヶ月で埋まる
業務で1日あたり10〜30MBのファイルをやり取りすると、1〜2年で5GBに到達します。特に動画やデザインデータを扱うチームではあっという間です。古いメッセージは40日で見えなくなるものの、添付ファイル自体は容量カウントに残り続けるため、思ったより早く上限が来ます。
無料プランのまま使い続けるための実践的対策
「コストはかけたくないがChatworkは使い続けたい」というケースで取れる現実的な打ち手を紹介します。
対策1:重要メッセージはタスク化して残す
Chatworkのタスク機能は、無料プランでもメッセージ閲覧制限の影響を受けにくく、後から一覧で確認できます。重要な指示・約束事はタスクとして登録しておくことで、40日経過後も残しやすくなります。
対策2:定期的にチャットログをエクスポート
ビジネスプラン以上ではCSVエクスポートが可能ですが、無料プランでも以下の方法で対応できます。
- 重要な決定事項は、チャット内に貼るのではなくGoogleドキュメントやスプレッドシートにまとめて保存する。
- スクリーンショットを定期的に撮り、クラウドストレージへ退避する。
- Chatwork APIを使って自動バックアップする(要開発知識)。
対策3:ファイル共有は外部ストレージへ集約
Chatwork内に直接ファイルをアップロードすると5GB制限を圧迫します。代わりにNotionやGoogle Drive、Dropboxにアップロードしてリンクを貼る運用に変えるだけで、ストレージ消費を大幅に抑えられます。
料金改定・代替サービス検討の判断軸
無料プランで運用し続けるか、有料化するか、または他サービスへ乗り換えるか。意思決定の基準を整理します。
有料プランへの移行を検討すべきタイミング
- チームメンバーが30名を超え、過去ログ参照ニーズが頻発している
- 顧客とのやり取りを監査・契約証跡として残す必要がある
- ビデオ通話を3名以上で使う場面が週1回以上ある
- ストレージ残量が常時80%を超えている
これらに2つ以上当てはまるなら、月額700円(年間契約)×人数のコストはROIに見合うケースが多いです。
他チャットへの乗り換えも視野に
「どうせ有料化するなら他のチャットも比較したい」という方は、Slack、Microsoft Teams、LINE WORKSなどもチェック価値があります。特にMicrosoft 365を契約済みならTeamsは追加コスト最小で導入可能。BtoC寄りの取引先が多いなら、LINE WORKSはユーザー側の心理的ハードルが低い選択肢になります。
判断フローチャート
- 人数20名未満・ライト用途:無料プラン+外部ストレージ運用で十分
- 人数20〜100名・履歴重視:Chatworkビジネスプラン(月額700円/人)
- 多機能・拡張性重視:Slackビジネスプラン or Microsoft Teams
- BtoC接客・取引先LINE多用:LINE WORKS
よくある質問(FAQ)
Q1. 過去メッセージは本当に「完全削除」されるのか?
無料プランでは40日を超えると閲覧不可になりますが、Chatworkのサーバー上ではデータは保持されています。後からビジネスプランにアップグレードすれば、過去メッセージが再表示される仕様です(実施時期によって挙動が異なる場合があるため、公式サポートでの最新確認を推奨)。
Q2. 1対1のビデオ通話なら無料でも可能?
はい、1対1限定であれば無料プランでもビデオ・音声通話が可能です。ただし3名以上のグループ通話はビジネスプラン以上で必要になります。
Q3. 広告表示は本当に邪魔?
無料プランでは画面右下に広告が表示されます。業務集中を妨げるほどではないですが、顧客とのやり取りを画面共有する場面では見栄えが悪く、有料プランで非表示にしたいという声も多いです。
まとめ:Chatwork無料プランは「使い分け」が前提
Chatworkの無料プランは、2026年時点でも直近40日・5,000件・組織で5GB・100名・1対1通話のみという明確な上限が引かれています。個人や少人数チームのライト用途では十分使えますが、業務での本格運用や顧客とのやり取りを長期保存したい場合、月額700円のビジネスプランへ移行するか、SlackやTeamsへの乗り換えを検討する価値があります。
判断のポイントは「過去ログを残す必要があるか」「人数が30名を超えるか」「グループ通話を多用するか」の3点。本記事で紹介した対策を参考に、自社にとって最適なコミュニケーション基盤を選んでください。
