freeeで確定申告する方法|個人事業主が初めてやるステップ解説

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freeeで確定申告する方法を、個人事業主が初めてでも迷わず終えられるように、準備から電子申告(e-Tax)送信までの全ステップで解説します。結論から言うと、freee会計を使えば日々の取引を入力しておくだけで、確定申告書類は質問に答える形式でほぼ自動作成できます。本記事では2026年(令和7年分)の最新料金とともに、つまずきやすいポイント、節税効果を踏まえたプラン選びまで、コスト対効果の視点で整理しました。確定申告期限は2026年3月16日(月)です。逆算して動けるよう、所要時間の目安も添えています。

  1. freeeで確定申告する前に|準備するもの・全体の流れ
    1. 事前に用意しておく書類・データ
    2. 所要時間の目安とスケジュール
    3. 白色申告か青色申告か|先に決めておく
  2. STEP1:freee会計の初期設定とプラン選択
    1. 事業情報の登録と開始残高の設定
    2. 銀行口座・クレジットカードの自動連携
    3. 2026年最新のプラン選びと料金
  3. STEP2:1年分の取引を入力・登録する
    1. 自動取得した明細を仕訳に登録する
    2. 現金払いの経費を手入力する
    3. 家事按分(自宅兼事務所などの経費)を設定する
  4. STEP3:質問に答えて確定申告書類を作成する
    1. 確定申告ステップに沿って入力する
    2. 各種控除を漏れなく入力する
    3. 作成された申告書のセルフチェック
  5. STEP4:e-Taxで電子申告を送信する(スマホ対応)
    1. マイナンバーカード方式でスマホから送信する
    2. 送信後の受信通知と納税
  6. 独自試算|プラン料金と青色申告の節税額を比べる
    1. こういう人はスタンダード以上を選ぶべき
  7. よくある失敗・落とし穴|初めてでつまずく7つ
    1. 入力・設定でやりがちなミス
    2. 期限・手続きで起きるトラブル
  8. freee確定申告でよくある質問
    1. 会計の知識がなくても本当にできますか?
    2. freeeとマネーフォワードはどちらが初心者向き?
    3. スマホだけで確定申告まで完結できますか?
  9. まとめ|freeeなら初めての確定申告も手順どおりで完了する

freeeで確定申告する前に|準備するもの・全体の流れ

初めての確定申告で挫折する最大の原因は「いきなりソフトを開いて手が止まる」ことです。先に準備物と全体像を押さえておけば、実作業は驚くほどスムーズに進みます。freee会計の確定申告は、大きく「初期設定 → 取引入力 → 申告書作成 → 電子申告」の4ステップで完結します。

事前に用意しておく書類・データ

作業前にそろえておくと中断せずに済むものは以下のとおりです。

  • マイナンバーカード(電子申告に使用。e-Tax連携の要)
  • マイナンバーカード読み取り対応スマホ、またはICカードリーダー
  • 事業用の銀行口座・クレジットカード情報(明細の自動取得に利用)
  • 1年分の経費領収書・請求書(紙・データいずれも)
  • 各種控除の証明書(国民年金・国民健康保険、生命保険料控除証明書、医療費の領収書など)
  • 前年の確定申告書(2年目以降。開始残高の確認に使用)

所要時間の目安とスケジュール

取引量にもよりますが、目安は次のとおりです。日々入力していれば申告期は短時間で済み、まとめて入力する場合でも週末2回程度で完了します。

作業 所要時間の目安
初期設定(口座・カード連携含む) 30分〜1時間
1年分の取引入力(自動連携あり) 2〜4時間
確定申告書類の作成 30分〜1時間
電子申告(e-Tax送信) 15〜30分

白色申告か青色申告か|先に決めておく

手を動かす前に申告方法を決めます。青色申告(65万円控除)を狙うなら、複式簿記での記帳とe-Taxでの期限内提出が必要で、freeeなら入力するだけで複式簿記の要件を満たせます(参照:国税庁 No.2072 青色申告特別控除)。なお青色申告を行うには、原則その年の3月15日までに「青色申告承認申請書」を税務署へ提出済みである必要があります。提出していない初年度は白色申告になる点に注意してください。

STEP1:freee会計の初期設定とプラン選択

まずは事業の基本情報を登録し、銀行口座やクレジットカードを連携します。ここを丁寧にやると、後の取引入力が一気に楽になります。

事業情報の登録と開始残高の設定

freee会計に登録後、事業の業種・屋号・申告方法(青色/白色)を入力します。2年目以降の方は、前年の貸借対照表をもとに開始残高(事業用現金・預金の年初残高)を設定します。ここを正しく入れないと残高がずれて後で原因探しに時間を取られるため、初年度の方も事業用口座の元日時点の残高を入力しておきましょう。

銀行口座・クレジットカードの自動連携

「口座」メニューから事業用の銀行口座とクレジットカードを連携すると、明細が自動で取り込まれます。これが手入力を減らす最大のポイントです。プライベートと事業を分けた口座を用意しておくと、判定がシンプルになり入力ミスも減ります。

2026年最新のプラン選びと料金

freee会計の個人事業主向けプランは、2026年時点で以下の料金です(いずれも税抜・年払いの月額換算)。確定申告書の作成・電子申告は全プランで可能です。

プラン 月払い 年払い 主な対象
スターター 1,780円/月 11,760円/年 取引が少なく、まずコストを抑えたい人
スタンダード 2,980円/月 23,760円/年 消費税申告や優先サポートも使いたい人(人気)
プレミアム 年払いのみ 39,800円/年 電話サポートや高度な分析が必要な人

30日間の無料お試し(クレジットカード登録不要)が用意されているため、まずは無料期間で操作感を確かめるのが堅実です。最新の料金・機能はfreee会計 個人事業主向け料金プラン(公式)で必ず確認してください。会計ソフト全体での位置づけを知りたい場合は、個人事業主向け会計ソフトのおすすめ比較もあわせて読むと判断しやすくなります。

STEP2:1年分の取引を入力・登録する

初期設定が終わったら、いよいよ1年分の収入と経費を帳簿に反映します。freeeは「自動で取り込んだ明細を仕訳に変換する」流れが中心なので、ゼロから手入力するわけではありません。

自動取得した明細を仕訳に登録する

「自動で経理」画面に連携口座の明細が並ぶので、勘定科目を選んで「登録」していきます。一度科目を指定すると、同じ取引先は自動で学習・推測されるため、後半になるほど速くなります。事業に関係ない私的な引き落としは「プライベートな支出」として処理し、経費に混ぜないようにします。

現金払いの経費を手入力する

現金で支払った経費は連携対象外なので、「取引」から手入力します。領収書はスマホアプリのファイル添付機能で撮影・保存しておくと、電子帳簿保存法のスキャナ保存にも対応しやすくなります。インボイス制度が始まり仕入税額控除の要件も変わっているため、適格請求書の保存ルールが不安な方はインボイス制度対応の会計ソフト比較も確認しておくと安心です。

家事按分(自宅兼事務所などの経費)を設定する

自宅で仕事をしている場合、家賃・電気代・通信費などのうち事業使用分だけを経費にできます(家事按分)。freeeでは事業割合(%)を設定すると自動で按分計算してくれます。割合は「床面積」や「使用時間」など合理的な基準で決め、後で説明できるよう根拠をメモしておきましょう。

STEP3:質問に答えて確定申告書類を作成する

取引入力が終われば、確定申告書類の作成は質問に答えていくだけです。ここが「会計知識がなくても確定申告できる」とされるfreeeの中核機能です。

確定申告ステップに沿って入力する

「確定申告」メニューを開くと、基本情報→収支の確認→控除の入力→申告書類の確認、という順にガイドが進みます。各ステップで取引・開始残高・固定資産が正しく帳簿付けされているかを確認でき、修正が必要なら登録画面へすぐ移動できます。freeeで行う確定申告の流れはfreee公式ヘルプセンターでも図解されています。

各種控除を漏れなく入力する

節税に直結するのが控除の入力です。社会保険料控除(国民年金・国民健康保険)、生命保険料控除、小規模企業共済等掛金控除(iDeCoなど)、医療費控除、ふるさと納税(寄附金控除)などを、証明書を見ながら入力します。控除の入力漏れはそのまま納税額の増加につながるため、用意した証明書と突き合わせて確認しましょう。

作成された申告書のセルフチェック

作成後は、所得金額・控除合計・納税額(または還付額)が想定と大きくずれていないかを確認します。前年と比べて極端に違う場合は、科目の付け間違いや家事按分の設定ミスを疑うと原因を見つけやすくなります。

STEP4:e-Taxで電子申告を送信する(スマホ対応)

最後に、作成した申告書をe-Taxで送信します。青色申告65万円控除を受けるには、期限内のe-Tax提出(または電子帳簿保存)が要件です。事前の届出は不要で、その年の申告を電子申告で行えば適用されます(参照:国税庁 No.2072)。

マイナンバーカード方式でスマホから送信する

スマホで完結させる場合、マイナポータルアプリをインストールし、freeeの提出ステップから「もっとつながる」でe-Taxと連携します。画面の案内に従ってマイナンバーカードを読み取り、暗証番号(利用者証明用・署名用)を入力すれば送信できます。手順の詳細はfreeeの電子申告(マイナンバーカード方式)の公式ガイドを参照してください。

送信後の受信通知と納税

送信が完了すると、e-Taxから受信通知が届きます。これが「提出済み」の証拠になるため必ず保存しましょう。納税がある場合は、口座振替(振替納税)、ダイレクト納付、クレジットカード納付などから選べます。還付がある場合は、申告書に記載した口座へ後日振り込まれます。

独自試算|プラン料金と青色申告の節税額を比べる

「ソフトに毎年お金を払う価値があるのか」は、初めての方が最も気になる点です。ここでは編集部独自に、プラン料金と青色申告65万円控除による節税額を比較しました。所得税率と住民税率(10%)を合算した概算で、控除によって課税所得が65万円減ることの効果を示します。

課税所得の目安 所得税率 65万円控除の節税効果(概算) スタンダード年額(23,760円)との差引
〜195万円 5% 約97,500円 約73,700円のプラス
195万〜330万円 10% 約130,000円 約106,200円のプラス
330万〜695万円 20% 約195,000円 約171,200円のプラス

※節税効果=65万円×(所得税率+住民税率10%)の概算。復興特別所得税は簡略化のため除外。

編集的アドバイス:事業所得がある程度出ているなら、ソフト料金は節税効果で十分に回収できる計算になります。一方、まだ売上が小さく赤字に近い、もしくは副業で取引がごく少ない人は、無料の確定申告書等作成コーナーや低価格プランで十分なケースもあります。「自動連携で時間を買い、青色申告で節税する」のがfreeeを使う本質的な価値だと考えてください。逆に、年に数件しか取引がないのに最上位プランを選ぶのは過剰投資です。

こういう人はスタンダード以上を選ぶべき

  • 消費税の課税事業者(インボイス登録済みなど)で、消費税申告が必要
  • 取引件数が多く、サポートに頼りたい場面が想定される
  • 事業所得が黒字で、65万円控除のメリットを最大化したい

よくある失敗・落とし穴|初めてでつまずく7つ

初めての確定申告でサポートに多く寄せられる、つまずきポイントを編集部視点でまとめました。事前に知っておくだけで、申告期の手戻りを大きく減らせます。

入力・設定でやりがちなミス

  • 開始残高を入れ忘れる:残高が合わずに原因探しに時間を浪費。最初に必ず設定する。
  • 私的な支出を経費に混ぜる:プライベートの引き落としは「事業主貸」等で処理し、経費にしない。
  • 家事按分の根拠が曖昧:割合の算定基準(面積・時間)をメモで残しておく。
  • 控除証明書の入力漏れ:社会保険料・生命保険・iDeCoなど、納税額に直結するため要確認。

期限・手続きで起きるトラブル

  • 青色申告承認申請書の未提出:初年度は3月15日までに出していないと白色申告になる。
  • マイナンバーカードの暗証番号ロック:署名用は5回、利用者証明用は3回連続で誤ると要再設定。申告直前に慌てないよう事前確認を。
  • 期限ギリギリでe-Tax混雑:締切間際はアクセス集中で送信に時間がかかることがある。早めの送信が安全。

freee確定申告でよくある質問

会計の知識がなくても本当にできますか?

日々の取引を口座連携で取り込み、確定申告は質問に答える形式で進むため、簿記の専門知識がなくても申告書類の作成までは可能です。ただし「何が経費になるか」「家事按分の妥当な割合」といった判断は事業者自身に委ねられます。判断に迷う場合や売上規模が大きい場合は、税理士への相談を検討してください。

freeeとマネーフォワードはどちらが初心者向き?

ガイドに沿って進める設計はfreeeが手厚く、簿記未経験の初年度に向いています。一方で簿記の知識があり仕訳を自分で切りたい人にはマネーフォワードが合うこともあります。詳しくはfreeeとマネーフォワードの徹底比較を参照してください。すでにマネーフォワードを使っていてfreeeへ移したい場合は、マネーフォワードからfreeeへの乗り換え手順でデータ移行の注意点を確認できます。

スマホだけで確定申告まで完結できますか?

iOS/Android向けアプリで、取引入力から所得税の電子申告まで対応しています。マイナンバーカードの読み取りもスマホで行えるため、PCがなくても完結できます。ただし入力量が多い場合は、画面の広いPCの方が作業効率は上がります。

まとめ|freeeなら初めての確定申告も手順どおりで完了する

freeeで確定申告する方法は、「初期設定 → 取引入力 → 申告書作成 → e-Tax送信」の4ステップに集約されます。口座・カードの自動連携で入力の手間を減らし、控除を漏れなく入れ、期限内にe-Taxで送信すれば、青色申告65万円控除まで初年度から狙えます。ポイントは、開始残高と家事按分を最初に正しく設定すること、控除証明書を事前にそろえること、そして締切間際を避けて早めに送信することです。プランは無料お試しで操作感を確かめたうえで、事業の黒字度合いと消費税申告の有無で選ぶのが、コスト対効果から見て最も合理的な進め方です。

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