LINE WORKS無料プランでできること・制限|2026年版人数上限と有料との違い

SaaS比較まとめ

「LINE WORKSを無料で使いたいけど、30人制限や機能制限がどこまで影響するか知りたい」——そう思っている情シス担当者や経営者の方は多いはずです。LINE WORKSの無料プラン(フリープラン)は、2023年の仕様変更でユーザー数が100人から30人までに縮小されました。2026年現在、この制限は継続しています。

本記事では、LINE WORKSフリープランで「できること」「できないこと」を機能ごとに整理し、有料プランへの切り替えタイミングの判断軸を実務視点でお伝えします。

  1. LINE WORKSフリープランの基本スペック(2026年最新)
    1. ユーザー数・ストレージの上限
    2. フリープランで使える主な機能
    3. フリープランで使えない主な機能
  2. 使い方別「フリープランで足りる?足りない?」チェック
    1. 日常の社内連絡・チャット
    2. ビデオ会議・オンライン打ち合わせ
    3. ファイル共有・ドキュメント管理
    4. LINEユーザー・取引先との連絡
    5. セキュリティ・コンプライアンス管理
  3. 有料プランへの切り替えタイミング:独自判断フレームワーク
    1. 切り替えを検討すべき3つのトリガー
    2. 有料プランのコスト試算(スタンダード・年契約)
    3. 「フリープランのままで良い」パターン
  4. よくある落とし穴:フリープランで失敗しないための注意点
    1. 「30名制限」を超えた瞬間に新規招待できなくなる
    2. 5GBのストレージは意外と早く埋まる
    3. 管理者権限が限定的で「設定変更できない」が頻発
    4. 「こういう企業はフリープランを使うな」
  5. 他のビジネスチャット無料プランとの比較
    1. Chatwork・Slackとの無料プラン比較(独自採点)
    2. LINE WORKSを選ぶべき企業・選ばない方が良い企業
  6. LINE WORKSフリープランの導入手順と初期設定のポイント
    1. アカウント開設から社内展開まで
    2. 初期設定で必ずやるべき3つの作業
    3. LINE WORKS公式ヘルプ・サポートの使い方
  7. まとめ:LINE WORKSフリープランは「LINEユーザーが多い現場系の小規模チーム」に最適

LINE WORKSフリープランの基本スペック(2026年最新)

ユーザー数・ストレージの上限

フリープランの基本スペックは以下のとおりです(LINE WORKS公式料金ページより)。

項目 フリープラン スタンダード(参考)
月額費用 無料 450円/ユーザー(年契約)
ユーザー数上限 30名まで 無制限
共有ストレージ 5GB(追加不可) 1TB+1GB/メンバー
監査ログ保存期間 直近2週間のみ(DL不可) 制限なし

30名は「ちょうど中小企業1部署」くらいの規模感です。会社全体では使えない場合が多いことを念頭に置いてください。

フリープランで使える主な機能

フリープランで利用できる機能は以下のとおりです。

  • トーク(1対1・グループ最大500名)
  • 音声通話・ビデオ通話(最大4名、1回60分まで)
  • カレンダー
  • タスク管理
  • 掲示板(最大10個)
  • アドレス帳(登録500件まで)
  • アンケート
  • LINEユーザーとのトーク(1対1・グループ100名まで)

チャットとグループ通話の基本機能は使えるため、「連絡ツールとしての日常使い」なら十分カバーできます。

フリープランで使えない主な機能

  • メール機能(完全非対応)
  • Drive機能(ファイルストレージ)
  • ビデオ通話の5名以上参加・60分超え
  • 管理者画面の高度な設定(デバイス管理、高度なセキュリティポリシー等)
  • 監査ログのフル取得

使い方別「フリープランで足りる?足りない?」チェック

日常の社内連絡・チャット

トーク機能はフリープランで制限なく使えます。既読確認、スタンプ、ファイル添付も利用可能。30名以内の会社・チームなら、日常の連絡手段としては十分です。

判定:足りる

ビデオ会議・オンライン打ち合わせ

フリープランでは4名・60分が上限です。3名での定例MTGや1対1の商談なら問題ありません。ただし全社会議や5名以上の定期ミーティングが頻繁にある場合は制約になります。

判定:週1〜2回の小規模MTGなら足りる。5名以上・長時間は足りない

ファイル共有・ドキュメント管理

Drive機能はフリープランでは使えません。トーク内でのファイル添付は可能ですが、フォルダ管理やバージョン管理はできません。Googleドライブなど別サービスとの併用が前提になります。

判定:ファイル管理を社内で完結させたいなら足りない

LINEユーザー・取引先との連絡

LINEユーザーとの1対1・グループトーク(最大100名)はフリープランでも利用可能です。LINE WORKSの最大の強みであるLINE連携は無料でも活かせます。

判定:足りる(LINE WORKSを選ぶ理由の中核)

セキュリティ・コンプライアンス管理

監査ログが2週間しか保存されない点は、内部統制やコンプライアンス要件がある企業にとって致命的な制限です。情報漏洩インシデント発生時にログを辿れない可能性があります。

判定:コンプライアンス要件があるなら足りない

有料プランへの切り替えタイミング:独自判断フレームワーク

切り替えを検討すべき3つのトリガー

以下のいずれかに該当したら、有料プランへの移行を検討してください。

  1. メンバーが25名を超えてきた:30名の上限に近づくと、外部委託先や新入社員を追加するたびにアカウント管理が煩雑になります。
  2. 週に1回以上、5名以上での会議がある:ビデオ通話の人数・時間制限に頻繁に引っかかり始めたらサイン。
  3. ファイル共有の課題が出てきた:「添付ファイルをどこに保存したか分からない」という声が出始めたら、Drive機能の有無が生産性に直結します。

有料プランのコスト試算(スタンダード・年契約)

スタンダードプランの年額契約(450円/ユーザー/月)で試算します(LINE WORKS公式料金ページより)。

人数 月額コスト 年間コスト
5名 2,250円 27,000円
10名 4,500円 54,000円
20名 9,000円 108,000円
30名 13,500円 162,000円

10名チームで月4,500円(コーヒー代程度)。Drive機能・無制限ビデオ通話・セキュリティ強化が加わると考えると、費用対効果は高い部類です。

「フリープランのままで良い」パターン

以下のすべてに当てはまる場合は、フリープランで十分です。

  • チームが15名以下で、当面拡大予定がない
  • ビデオ会議は3〜4名・60分以内で完結する
  • ファイルはGoogleドライブやOneDriveで管理済み
  • コンプライアンス上、監査ログの長期保存が不要

よくある落とし穴:フリープランで失敗しないための注意点

「30名制限」を超えた瞬間に新規招待できなくなる

フリープランの30名は「アクティブユーザー数」がカウント対象です。退職者のアカウントを停止し忘れると、実際のメンバーより早く上限に達します。月に1回はアカウント棚卸しをする運用ルールを決めておきましょう。

5GBのストレージは意外と早く埋まる

トーク内で画像・動画を頻繁に送り合うと5GBはあっという間です。特に現場スタッフが写真を多用するケースでは、3〜6ヶ月で枯渇することもあります。使用量は管理コンソールで定期確認してください。

管理者権限が限定的で「設定変更できない」が頻発

フリープランでは管理コンソールの機能が大幅に制限されています。「パスワードポリシーを変えたい」「特定のユーザーの権限を調整したい」といった操作ができないケースがあります。導入前に管理者向け機能の必要要件を確認しておきましょう。

「こういう企業はフリープランを使うな」

以下に当てはまる企業はフリープランを避け、最初から有料プランを導入することを推奨します。

  • 取引先・顧客との連絡でビデオ通話を多用する(60分制限に引っかかるリスク大)
  • 個人情報や機密情報を扱う部門がある(監査ログ2週間は短すぎる)
  • 今後1年以内に30名を超える見込みがある(移行コストが後から発生)

他のビジネスチャット無料プランとの比較

Chatwork・Slackとの無料プラン比較(独自採点)

当サイト独自の採点軸(中小企業・情シス視点)で3サービスを比較します。

評価軸 LINE WORKS(フリー) Chatwork(フリー) Slack(フリー)
ユーザー数制限 △ 30名上限 ○ 制限なし ○ 制限なし
メッセージ履歴 ◎ 無制限 △ 直近40日 △ 直近90日
ビデオ通話(複数) △ 4名・60分 × 1対1のみ × 1対1のみ
LINE外部連携 ◎ 対応 × 非対応 × 非対応
ファイル管理 × Drive非対応 ○ あり(5GB) ○ あり(5GB)
管理機能 △ 制限多い △ 制限あり △ 制限あり

LINE WORKSの優位点はメッセージ履歴が無制限である点とLINEユーザーと直接やり取りできる点です。一方、ユーザー数上限30名は他社より厳しい制約です。

Chatworkの無料プランの詳細はChatwork無料プランの制限まとめ2026もご参照ください。

LINE WORKSを選ぶべき企業・選ばない方が良い企業

選ぶべき企業:

  • LINEで連絡を取る取引先・顧客が多い(飲食・小売・建設・医療等)
  • 現場スタッフがスマホ中心で動いており、LINEの操作感で使いたい
  • 15〜25名規模でしばらく拡大しない見込み

選ばない方が良い企業:

  • 30名を超える全社導入が目的(最初から有料プランを)
  • 外部連携(Zoom、Salesforce等)を多用する(連携機能に制限あり)
  • Slack・Teamsの豊富なアプリ連携を重視する

LINE WORKSとSlackのどちらを選ぶべきかについてはLINE WORKS vs Slack|中小企業に向いているのはどっち?で詳しく解説しています。

LINE WORKSフリープランの導入手順と初期設定のポイント

アカウント開設から社内展開まで

LINE WORKSフリープランの開設はLINE WORKS公式サイトから5分程度で完了します。手順は以下のとおりです。

  1. 管理者アカウントを作成(メールアドレスまたはLINEアカウントで登録)
  2. 会社情報を入力(会社名、業種、従業員数)
  3. メンバーを招待(メール招待またはURLで一括招待)
  4. スマートフォンアプリをダウンロード(iOS/Android対応)

初期設定で必ずやるべき3つの作業

展開後に後悔しないよう、以下は初期設定時に必ず行いましょう。

  • 管理者を2名以上設定する:管理者が1名だと、担当者退職時に管理コンソールにアクセスできなくなるリスクがあります。
  • 退職者のアカウント削除フローを決める:30名上限を守るために、入退社時のアカウント管理ルールを最初に定めておきましょう。
  • ストレージ使用量のアラート設定を確認する:5GBを超過する前に使用量を把握できるよう、管理コンソールで定期確認する担当者を決めておきましょう。

LINE WORKS公式ヘルプ・サポートの使い方

フリープランでもメールサポートは利用可能です(ただし有料プランより優先度は低い)。設定に迷ったときはLINE WORKS公式ヘルプセンターを活用しましょう。日本語のFAQが充実しており、ほとんどの操作方法が掲載されています。

まとめ:LINE WORKSフリープランは「LINEユーザーが多い現場系の小規模チーム」に最適

LINE WORKSフリープランのポイントを整理します。

  • ユーザー数30名・ストレージ5GBの制限はあるが、日常チャットには十分
  • メッセージ履歴が無制限なのはChatwork・Slackのフリープランより優秀
  • Drive機能・メール機能は使えない(Google Driveと併用が現実的)
  • ビデオ通話は4名・60分まで。5名以上の定例会議が多い場合は有料を検討
  • 月450円/ユーザー(年契約)で有料プランへ移行可能。10名で月4,500円

まず無料で試して、メンバーが25名を超えたタイミング、またはビデオ通話の制限に頻繁に当たり始めたタイミングで有料移行を検討するのがコスト効率の良い進め方です。

Slack無料プランとの詳細比較はSlack無料vs有料プラン|どっちを選ぶべき?もあわせてご覧ください。

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