Chatwork無料プランの制限を2026年最新情報でまとめます。メッセージ閲覧は直近40日以内、ストレージは組織全体で10GB、ビデオ通話は1対1のみといった制約があり、業務利用では「ある日突然過去メッセージが消える」と慌てるケースが少なくありません。本記事では、無料プランで具体的に何ができて何ができないのか、スタンダードプランとの差分、そして上限に達したときの現実的な対策を整理します。Chatworkを使い続けるか、Slackや他チャットへ乗り換えるかの判断材料としてご活用ください。
Chatwork無料プランの全制限まとめ(2026年版)
まず最初に、Chatworkフリープラン(無料プラン)に課されている主要な制限を一覧で整理します。意外と「人数100名まで」「メッセージは40日まで」など、知らずに使っていると後で痛い思いをする項目が複数あります。
メッセージ閲覧は「直近40日以内」まで
無料プランで最もインパクトが大きい制限がこれです。直近40日以内に投稿されたメッセージしか閲覧できず、それより古い投稿はChatwork上から見えなくなります。重要な議事録や顧客とのやり取りを後から見返したい場合、無料プランのままでは手遅れになる可能性があります。一方、スタンダードプランではこの制限が撤廃され、無制限に過去メッセージを遡れます。
ストレージは組織全体で10GB
無料プランでは、組織(テナント)全体で利用できるファイルストレージが10GBまでに制限されています。1ユーザーあたりではなく組織合計である点に注意してください。画像・PDF・動画ファイルを業務でやり取りする場合、数ヶ月で枯渇するケースが多く、ファイルアップロード時にエラーが出る原因になります。
利用人数は100名まで
フリープランで参加できるメンバーは1組織あたり100名が上限です。スタートアップや小規模チームでは当面問題ありませんが、業務委託・パート・取引先を巻き込んで運用する場合は意外と早く到達します。
有料プランで解放される機能と料金(2026年最新)
無料プランの制限を回避する正攻法は、スタンダードプランへのアップグレードです。2026年時点の料金と、解放される主な機能を整理します。
料金プラン比較表
| 項目 | フリー | スタンダード | プロフェッショナル |
|---|---|---|---|
| 月額(年間契約・1ユーザー) | 0円 | 700円 | 1,200円 |
| メッセージ閲覧 | 直近40日以内 | 無制限 | 無制限 |
| ストレージ | 10GB/組織 | 1ユーザー10GB | 1ユーザー10GB |
| ビデオ/音声通話 | 1対1のみ | 最大14人 | 最大14人 |
| 利用人数 | 100人/組織 | 無制限 | 無制限 |
| 広告表示 | あり | なし | なし |
| 検索オプション | 不可 | 可能 | 可能 |
| 予約送信・自分宛て一覧 | 不可 | 可能 | 可能 |
※2026年9月18日時点のChatwork公式料金。為替や改定で変動する可能性があります。
スタンダードプラン以上で一気に解放される3つの機能
- メッセージ無制限閲覧:過去ログ確認・監査対応で必須。
- グループビデオ通話(最大14名):簡易ミーティングをZoomなしで実施可能。
- 検索オプション:発言者・期間・チャットルームを絞り込んだ高度検索ができる。
【一次情報・2026年9月18日 公式料金ページで確認】フリープランの上限と有料化したときの実額
ここまでの内容は、Chatwork公式の料金ページと「無料版と有料版の違い」ページを2026年9月18日に直接確認した値に揃えています。他社メディアの記事では旧プラン名(ビジネス/エンタープライズ)や旧ストレージ容量(5GB)のまま止まっているものが多いため、稟議に使う数字はここを起点にしてください。
公式ページに明記されているフリープランの上限(確認日:2026年9月18日)
| 項目 | フリー | 有料プラン(スタンダード/プロフェッショナル) |
|---|---|---|
| メッセージ閲覧 | 直近40日以内 | 全期間 |
| ストレージ | 10GB/組織 | 10GB/1ユーザー |
| ビデオ通話・音声通話 | 1対1のみ | 14人まで |
| ユーザー数 | 100人まで/組織 | 無制限 |
| 組織外コンタクト | 20人/1ユーザー | 無制限 |
| リアクション | 6種類 | 全種類 |
注意したいのはストレージが「1ユーザーあたり」ではなく「組織あたり」10GBである点です。有料化すると同じ10GBが1ユーザーあたりに変わるため、10人のチームなら容量は実質100GB相当まで広がります。単価だけを見て「高い」と判断すると、この差を見落とします。
公式の月額(税抜・1ユーザーあたり/確認日:2026年9月18日)
- スタンダード:年間契約 月700円 / 月間契約 月840円
- プロフェッショナル:年間契約 月1,200円 / 月間契約 月1,440円
独自試算:年間契約と月間契約でいくら変わるか
公式価格をそのまま年額に直すと、契約形態の差はこうなります(税抜)。
| 人数 | スタンダード年間契約 | スタンダード月間契約 | 差額(年) |
|---|---|---|---|
| 5人 | 42,000円 | 50,400円 | 8,400円 |
| 10人 | 84,000円 | 100,800円 | 16,800円 |
| 30人 | 252,000円 | 302,400円 | 50,400円 |
月間契約は年間契約より2割高い計算です。過去ログの保全が目的なら解約前提ではないので、年間契約以外を選ぶ理由はほとんどありません。逆に「繁忙期の数か月だけ全期間検索を開けたい」といった一時利用なら、月間契約の割高分は妥当な保険料と言えます。
見落としやすいのは「40日」より先に効く組織外コンタクト20人
公式ページで明記されているフリープランの制限のうち、実務で先に詰まりやすいのは組織外コンタクトが1ユーザーあたり20人までという条件です。社内メンバーだけで使う分には100人枠に余裕がありますが、クライアントワークで取引先ごとにコンタクトを追加していく使い方だと、40日制限に不満を感じるより前に20人の壁に当たります。取引先とのやり取りが主目的でChatworkを入れるなら、この1点だけで有料化の時期が前倒しになると見ておいてください。
出典:Chatwork 料金プラン(公式) / 無料版と有料版の違い(公式)(いずれも2026年9月18日確認)
「40日制限」が業務に与える具体的な影響
抽象的に「メッセージが見えなくなる」と言われても実感が湧きにくいので、実際の業務シーンで何が起きるかを整理します。
顧客とのやり取りが証跡として残らない
クライアントワークでChatworkを使っている個人事業主やフリーランスにとって、40日経過後にメッセージが消えるのは致命的です。納品物の仕様確認、見積もりの合意、修正指示などの履歴が辿れなくなり、後日「言った言わない」のトラブルが発生したときに証拠を提示できません。
新メンバーへの引き継ぎが困難
プロジェクト途中で新メンバーが加入したとき、過去の議論経緯を読んでもらおうとしても、40日より前のメッセージは閲覧できません。結果として個別に説明する工数が発生し、ノウハウ共有のコストが膨らみます。
ストレージ10GBは意外と早く埋まる
業務で1日あたり10〜30MBのファイルをやり取りすると、2〜3年で10GBに到達します。特に動画やデザインデータを扱うチームではあっという間です。古いメッセージは40日で見えなくなるものの、添付ファイル自体は容量カウントに残り続けるため、思ったより早く上限が来ます。
無料プランのまま使い続けるための実践的対策
「コストはかけたくないがChatworkは使い続けたい」というケースで取れる現実的な打ち手を紹介します。
対策1:重要メッセージはタスク化して残す
Chatworkのタスク機能は、無料プランでもメッセージ閲覧制限の影響を受けにくく、後から一覧で確認できます。重要な指示・約束事はタスクとして登録しておくことで、40日経過後も残しやすくなります。依頼の出し方や期限・担当者の付け方はChatworkのタスク管理機能の使い方で手順ごとに解説しています。
対策2:定期的にチャットログをエクスポート
スタンダードプラン以上ではCSVエクスポートが可能ですが、無料プランでも以下の方法で対応できます。
- 重要な決定事項は、チャット内に貼るのではなくGoogleドキュメントやスプレッドシートにまとめて保存する。
- スクリーンショットを定期的に撮り、クラウドストレージへ退避する。
- Chatwork APIを使って自動バックアップする(要開発知識)。
対策3:ファイル共有は外部ストレージへ集約
Chatwork内に直接ファイルをアップロードすると10GB制限を圧迫します。代わりにNotionやGoogle Drive、Dropboxにアップロードしてリンクを貼る運用に変えるだけで、ストレージ消費を大幅に抑えられます。
料金改定・代替サービス検討の判断軸
無料プランで運用し続けるか、有料化するか、または他サービスへ乗り換えるか。意思決定の基準を整理します。
有料プランへの移行を検討すべきタイミング
- チームメンバーが30名を超え、過去ログ参照ニーズが頻発している
- 顧客とのやり取りを監査・契約証跡として残す必要がある
- ビデオ通話を3名以上で使う場面が週1回以上ある
- ストレージ残量が常時80%を超えている
これらに2つ以上当てはまるなら、月額700円(年間契約)×人数のコストはROIに見合うケースが多いです。
他チャットへの乗り換えも視野に
「どうせ有料化するなら他のチャットも比較したい」という方は、Slack、Microsoft Teams、LINE WORKSなどもチェック価値があります。特にMicrosoft 365を契約済みならTeamsは追加コスト最小で導入可能。BtoC寄りの取引先が多いなら、LINE WORKSはユーザー側の心理的ハードルが低い選択肢になります。
乗り換え先の候補を金額ベースで並べたい場合は、Chatworkからの乗り換え先おすすめ3選【2026年料金改定後】で料金改定後のコスト差を整理しています。Slackに絞って移行するなら、判断の焦点は月額よりも「過去ログとタスクをどこまで持ち出せるか」です。実際の移行ステップはChatworkからSlackへ乗り換える手順|過去ログとタスクの移行方法で確認したうえで、移行にかかる工数まで含めて比較してください。移行後にメンバーがワークスペースへ参加できない場合は、Slackにメンバーを招待できない原因と対処法で管理者側の設定を確認してください。移行後にChatworkのグループチャットをそのままチャンネルに置き換えると、使わないチャンネルが増えがちです。Slackではチャンネルをアーカイブしても過去ログは検索で残るため、整理の手順はSlackアーカイブの復元手順と削除との違いを参考にしてください。
判断フローチャート
- 人数20名未満・ライト用途:無料プラン+外部ストレージ運用で十分
- 人数20〜100名・履歴重視:Chatworkスタンダードプラン(月額700円/人)
- 多機能・拡張性重視:Slackの有料プラン or Microsoft Teams
- BtoC接客・取引先LINE多用:LINE WORKS
よくある質問(FAQ)
Q1. 過去メッセージは本当に「完全削除」されるのか?
無料プランでは40日を超えると閲覧不可になりますが、Chatworkのサーバー上ではデータは保持されています。後からスタンダードプランにアップグレードすれば、過去メッセージが再表示される仕様です(実施時期によって挙動が異なる場合があるため、公式サポートでの最新確認を推奨)。
Q2. 1対1のビデオ通話なら無料でも可能?
はい、1対1限定であれば無料プランでもビデオ・音声通話が可能です。ただし3名以上のグループ通話はスタンダードプラン以上で必要になります。
Q3. 広告表示は本当に邪魔?
無料プランでは画面右下に広告が表示されます。業務集中を妨げるほどではないですが、顧客とのやり取りを画面共有する場面では見栄えが悪く、有料プランで非表示にしたいという声も多いです。
Q4. 急にログインできなくなったのは無料プランのせい?
ログインできない事象は、ここまで説明してきた無料プランの上限(40日・10GB・100人)とは別の原因で起きます。とくに2段階認証を有効にしたあと、認証アプリを入れ直した端末で入れなくなるケースは相談が多いパターンです。無料プランは過去ログの閲覧期限が40日しかないため、復旧が長引くほど参照できなくなるメッセージが増えます。原因の切り分けと解除の手順はChatworkにログインできないときの対処法|2段階認証の解除手順にまとめているので、締め出されている間に40日の期限を迎えないよう早めに着手してください。
まとめ:Chatwork無料プランは「使い分け」が前提
Chatworkの無料プランは、2026年時点でも直近40日以内・10GB/組織・100人・1対1通話のみという明確な上限が引かれています。個人や少人数チームのライト用途では十分使えますが、業務での本格運用や顧客とのやり取りを長期保存したい場合、月額700円のスタンダードプランへ移行するか、SlackやTeamsへの乗り換えを検討する価値があります。
判断のポイントは「過去ログを残す必要があるか」「人数が30名を超えるか」「グループ通話を多用するか」の3点。本記事で紹介した対策を参考に、自社にとって最適なコミュニケーション基盤を選んでください。

