少人数の勤怠管理|従業員10人以下で無料で使えるおすすめツール5選

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従業員10人以下の勤怠管理なら、無料ツールで十分に運用できます。本記事は「タイムカードを卒業したいが、月数万円のコストはかけたくない」という少人数企業の情シス・経営者に向けて、2026年時点で本当に無料で使える勤怠管理ツール5選を、人数上限・機能制限・有料化ラインまで踏み込んで整理しました。結論から言うと、10人以下なら主要4ツールが0円で導入でき、選ぶ基準は「将来の人数増」と「給与計算との連携」の2点です。

表計算ソフトでの勤怠集計は、月末の締め作業に数時間を奪われ、打刻漏れや残業時間の計算ミスといった労務リスクを抱えます。クラウド勤怠ツールに切り替えれば、打刻はスマホやICカードで完結し、集計は自動化されます。少人数だからこそ、その作業時間をコア業務に回す費用対効果は大きいと言えます。

  1. 少人数(10人以下)の勤怠管理で無料ツールを選ぶ判断基準
    1. 無料の定義を3つに分ける
    2. 「今の人数」より「12カ月後の人数」で選ぶ
    3. 給与計算・年末調整との接続を見据える
  2. 10人以下で使える無料勤怠管理ツール おすすめ5選
    1. 1. HRMOS勤怠(ハーモス勤怠)|30名まで恒久無料の本命
    2. 2. スマレジ・タイムカード|店舗・シフト勤務に強い10名無料
    3. 3. ジョブカン勤怠管理|10名まで無料、シリーズ連携が魅力
    4. 4. freee勤怠管理Plus|会計・給与をfreeeで揃える企業向け
    5. 5. KING OF TIME|無料枠はないが全機能@330円のコスパ基準
  3. 独自比較:無料枠・有料化ライン・連携で見る5ツール採点表
    1. 採点から読み取れる結論
  4. 【独自試算】10名〜50名の年間実コスト比較|「安く」勤怠を回すならどれか
    1. この試算から見える3つの結論
  5. 無料勤怠ツール導入でよくある失敗と落とし穴
    1. 失敗1:無料枠の人数上限を見落とし、増員月に突然課金される
    2. 失敗2:法改正対応や有給管理が無料枠の対象外だった
    3. 失敗3:打刻方法が現場に合わず、結局運用されない
  6. 導入ステップと無料から有料への乗り換えタイミング
    1. 3ステップで運用開始する
    2. 有料化を検討すべきサイン
    3. 関連記事で勤怠まわりの理解を深める
  7. まとめ:10人以下なら無料勤怠ツールで十分、選定軸は人数余裕と連携

少人数(10人以下)の勤怠管理で無料ツールを選ぶ判断基準

「無料」と一口に言っても、人数上限や機能の線引きはツールごとに大きく異なります。導入後に「想定外の有料化」で慌てないために、まず判断軸を固めておきましょう。

無料の定義を3つに分ける

勤怠ツールの「無料」には次の3タイプがあります。混同すると見積もりが狂うため、最初に区別してください。

  • 恒久無料プラン:一定人数まで期限なく0円で使える(例:HRMOS勤怠、スマレジ・タイムカード)。少人数企業の本命。
  • 人数上限つき無料プラン:10名など上限内なら無料だが、機能が一部制限される(例:ジョブカン勤怠管理)。
  • 無料トライアル:30〜60日の期間限定。期間終了後は有料になるため、恒久無料とは別物。

「今の人数」より「12カ月後の人数」で選ぶ

少人数企業ほど採用で人数が動きます。無料枠が10名のツールを選び、半年後に11名になれば、その月から課金が始まります。無料枠の人数上限と、上限超過後の料金体系(1人あたり単価・最低利用料金)をセットで確認するのが、後悔しない選び方の核心です。最低利用料金が設定されているツールは、人数が少ないうちは割高になる点にも注意します。

給与計算・年末調整との接続を見据える

勤怠データの最終ゴールは給与計算です。勤怠単体で無料でも、給与ソフトへの連携が手作業なら工数は減りません。すでにfreeeやマネーフォワードで会計・給与を運用しているなら、同じシリーズの勤怠を選ぶとデータ連携の手間が消えます。コスト対効果は「勤怠の月額」だけでなく「集計から給与までの総工数」で測るべきです。

給与計算まで自社で回すなら、勤怠の次に設定するのは人事労務側です。従業員情報の登録から給与明細の発行までの手順はfreee人事労務の初期設定ガイドで解説しているので、勤怠ツールを決める前に「連携後にどこまで自動化できるか」を確認しておくと選定がぶれません。

同じ考え方は経費精算にも当てはまります。すでにマネーフォワードで会計や給与を運用しているなら、マネーフォワード クラウド経費の使い方(スマホ申請から承認までの手順)を確認し、勤怠・給与・経費を同じシリーズで揃えたときに削減できる工数を見積もっておくと、有料化の判断がぶれません。

10人以下で使える無料勤怠管理ツール おすすめ5選

ここからは、少人数・無料の観点で実用に足る5ツールを紹介します。料金は2026年6月時点の各社公式情報に基づきます(税抜・税込はツールにより表記が異なるため本文で明記)。

1. HRMOS勤怠(ハーモス勤怠)|30名まで恒久無料の本命

旧IEYASUを前身とする、ビズリーチ系列のクラウド勤怠です。最大の強みは登録人数30名以下なら期限なく無料、しかも最低利用料金・最低利用人数の縛りがない点です。10人以下の企業にとっては、機能をほぼ制限なく0円で使えるため第一候補になります。打刻はQRコード、スマホアプリ、Slack、LINE/LINE WORKSに対応し、リモートワークとも相性が良好です。31名以上になると1人あたり月額100円〜となり、有料契約の最低利用料金は月額3,000円(税抜、2025年10月改定)です。料金とプランの詳細はHRMOS勤怠の公式料金ページで確認できます。

2. スマレジ・タイムカード|店舗・シフト勤務に強い10名無料

POSレジ「スマレジ」系列の勤怠ツールで、スタンダードプランは10名まで初期費用・月額0円です(2026年9月9日に公式料金ページで確認)。11名以上は基本料金1,210円(税込)+1人あたり110円が加算されます。顔認証打刻に対応し、店舗や複数拠点のシフト勤務を抱える小規模事業者に向きます。給与計算やシフト作成が必要なら有料のプレミアムプラン(10名まで月額2,420円・税込、11名以上は1人385円追加)以上が必要になる点は、無料運用の範囲を見極める上で重要です。詳細はスマレジ・タイムカードの公式料金ページを参照してください。

3. ジョブカン勤怠管理|10名まで無料、シリーズ連携が魅力

導入実績の多い定番ツールです。無料プランは表示スタッフ10名までで、機能は出勤管理など一部に制限されます。有料プランは利用機能に応じて1人あたり月額200〜500円、最低利用料金は月額2,000円です。経費・労務・採用といったジョブカンシリーズと組み合わせるとディスカウントが効くため、バックオフィス全体をジョブカンで揃える方針なら有力です。無料プランの制限範囲はジョブカン公式ヘルプに明記されています。

4. freee勤怠管理Plus|会計・給与をfreeeで揃える企業向け

クラウド会計freeeの勤怠製品で、初期費用0円・1ユーザー月額300円のシンプルな料金体系です。恒久無料プランではなく無料お試しが中心ですが、すでにfreee会計・freee人事労務を使っている企業なら、勤怠から給与計算・年末調整までシームレスに連携できる価値が単体の月額を上回ります。打刻はスマホアプリ・LINE・Slack・ICカード・共有端末に対応します。料金はfreee勤怠管理Plusの公式料金ページで確認してください。

5. KING OF TIME|無料枠はないが全機能@330円のコスパ基準

KING OF TIMEは恒久無料プランを持ちませんが、全機能を開放して1人あたり月額330円という分かりやすさで、有料移行時の比較基準になるツールです。機能ごとのオプション加算がないため、10人なら月額3,300円で打刻・シフト・休暇管理まで一通り揃います。「無料枠を使い切った後、どこに乗り換えるか」を考えるとき、最初に検討すべき有料ツールとして覚えておくと選定がスムーズです。詳細は各社公式の料金ページで最新の単価を確認してください。

独自比較:無料枠・有料化ライン・連携で見る5ツール採点表

少人数企業が本当に知りたいのは「無料でどこまで使えて、いつ・いくら課金されるか」です。各ツールを当サイト独自の3軸(無料人数上限/有料化後の単価/給与連携)で採点しました。◎=優秀、○=良好、△=条件つきです。

ツール 無料人数上限 上限超過後の料金 給与・労務連携 10人以下での総合評価
HRMOS勤怠 30名(◎) 100円〜/人・最低3,000円/月(◎) ◎ 最有力
スマレジ・タイムカード 30名(◎) 基本1,210円+110円/人(○) △(給与は有料プラン) ◎ 店舗向け
ジョブカン勤怠管理 10名(○) 200〜500円/人・最低2,000円/月(○) ◎(シリーズ連携) ○ 拡張前提なら有力
freee勤怠管理Plus 無料はお試し中心(△) 300円/人(○) ◎(freeeで一気通貫) ○ freee利用者向け
KING OF TIME なし(△) 330円/人(◎) △ 有料前提の基準

採点から読み取れる結論

純粋に「無料で長く使う」ことを優先するなら、無料枠30名のHRMOS勤怠かスマレジ・タイムカードの二択です。すでに会計・労務をfreeeやジョブカンで運用しているなら、連携メリットを優先して同シリーズの勤怠を選ぶ方が、トータルの工数とコストは下がります。無料枠の広さと連携の強さはトレードオフの関係にあると理解しておきましょう。

【独自試算】10名〜50名の年間実コスト比較|「安く」勤怠を回すならどれか

「勤怠の打刻を安く済ませたい」と考えたとき、月額単価の一覧だけを見比べると判断を誤ります。無料枠の人数上限が各社で大きく違うため、同じ人数でも年額が0円〜18万円まで開くからです。そこで、各社の公式料金ページで確認した2026年8月時点の単価をもとに、人数帯別の年間総額を編集部で試算しました(いずれも税抜の公式表示価格。ジョブカンは出勤管理+休暇申請管理の2機能構成で計算)。

従業員数 HRMOS勤怠 ジョブカン勤怠管理 freee勤怠管理Plus KING OF TIME
10名 0円(無料枠内) 0円(無料枠ちょうど) 36,000円 36,000円
20名 0円(無料枠内) 48,000円 72,000円 72,000円
30名 0円(無料枠内) 72,000円 108,000円 108,000円
31名 37,200円 74,400円 111,600円 111,600円
50名 60,000円 120,000円 180,000円 180,000円

単価の根拠はすべて各社公式です。HRMOS勤怠は登録人数30名以下が無料・31名以上は1人あたり月額100円からHRMOS勤怠 公式料金ページ)、ジョブカン勤怠管理は無料プランが表示スタッフ10名まで・有料は機能1つにつき1人あたり月額100円/最低利用料金は月額2,000円(税抜)ジョブカン公式ヘルプ)、freee勤怠管理Plusは初期費用0円・1ユーザー月額300円freee公式料金ページ)、KING OF TIMEは1人あたり月額300円で全機能が使える単一料金KING OF TIME 公式サイト)です。

この試算から見える3つの結論

1. 30名までは、比較した4ツールの中で「安さ」でHRMOS勤怠に勝てるものがない。10名でも30名でも年0円で、同じ人数のfreee勤怠管理Plus・KING OF TIMEとは年10万円以上の差がつきます。コストだけで決めるなら、ここが答えです。

2. 「30名→31名」に年37,200円の崖がある。HRMOS勤怠は31人目が入った瞬間に無料枠を外れ、31名×100円×12か月=年37,200円が発生します。前月まで0円だったものが翌月から予算計上を要する費目に変わるため、登録人数が28名を超えたら次年度予算に勤怠費を先に入れておくのが実務上の防衛策です(31名以上の有料プランには最低利用料金の設定があるため、契約前に公式ページで最新条件を確認してください)。

3. ジョブカンの無料枠10名は「ちょうど10名」で使わない。無料プランは表示スタッフ10名までに加え、勤怠データの閲覧が過去30日間に制限されます。10名ちょうどで運用すると、1人採用した時点で年48,000円〜の課金と機能開放が同時に発生します。10名前後の企業は、最初から無料枠30名のツールを選ぶほうが3年スパンの総額は確実に下がります。

逆に言えば、50名規模まで見ても最安はHRMOS勤怠の年60,000円で、freee勤怠管理Plus・KING OF TIMEの年180,000円の3分の1です。それでも後者を選ぶ理由があるとすれば、給与計算・人事労務との連携で削減できる工数が年12万円の差額を上回るかどうか。価格表ではなく、この一点で比較してください(金額は改定される場合があるため、契約前に各社公式の料金ページで最新の単価と条件を必ず確認してください。本試算は2026年8月時点の公式表示価格にもとづく編集部算出です)。

無料勤怠ツール導入でよくある失敗と落とし穴

無料ツールは導入のハードルが低い一方、設計を誤ると「結局Excelに戻る」事態を招きます。少人数企業が陥りがちな落とし穴を、回避策とあわせて整理します。

失敗1:無料枠の人数上限を見落とし、増員月に突然課金される

最も多いのが、無料枠ぎりぎりの人数で運用していて、採用で上限を超えた瞬間に課金が始まるケースです。無料枠+2〜3名の余裕を持ってツールを選ぶか、上限超過後の単価を事前に把握しておくことで、予算の不意打ちを防げます。10名枠より30名枠のツールが少人数企業に推奨される理由はここにあります。

失敗2:法改正対応や有給管理が無料枠の対象外だった

無料プランでは、有給休暇の自動付与や残業の上限アラートといった労務コンプライアンス機能が制限される場合があります。打刻だけできても、有給管理を手計算しているなら工数削減は限定的です。導入前に「自社に必須の機能が無料枠に含まれるか」を機能一覧で照合することが、形だけの導入を避ける鍵です。

失敗3:打刻方法が現場に合わず、結局運用されない

テレワーク中心なのにICカード打刻しか想定していなかった、現場がスマホを持ち込めない業種だったなど、打刻手段のミスマッチは定着率を大きく下げます。リモートならスマホ・チャット打刻、店舗なら共有端末・顔認証打刻と、働き方に打刻方法を合わせる視点で選定してください。導入は無料トライアル期間中に現場で実際に打刻テストを行い、定着するかを検証するのが安全です。

導入ステップと無料から有料への乗り換えタイミング

ツールを決めたら、少人数だからこそ短期間で運用に乗せられます。最後に、導入の進め方と「いつ有料化を検討すべきか」の目安を示します。

3ステップで運用開始する

  • STEP1:トライアル登録と打刻テスト:候補1〜2ツールを無料登録し、実際の働き方で1週間打刻してみる。
  • STEP2:締め作業の試算:1カ月分の勤怠を集計し、Excel運用と比べて何時間削減できたかを記録する。
  • STEP3:本運用と就業規則の整合:打刻ルールを社内に周知し、丸め処理や休憩控除の設定が就業規則と一致しているか確認する。

有料化を検討すべきサイン

無料枠で運用を続けるか有料に切り替えるかは、次のサインで判断します。人数が無料上限の8割に達した/有給・残業管理を手作業で補っている/給与計算との二重入力が発生している──このいずれかに当てはまれば、有料化や上位プランへの移行を検討するタイミングです。月数千円の投資で締め作業が数時間減るなら、少人数でも費用対効果は十分に見合います。

関連記事で勤怠まわりの理解を深める

無料枠の比較をさらに広げたい場合は、当サイトの無料で使える勤怠管理アプリ比較2026|小規模事業者向け6選もあわせて参考にしてください。有料も含めた全体像を押さえたい方は勤怠管理ツール比較 無料・有料おすすめが役立ちます。勤怠データの最終出口である会計まで一気通貫で整えたい個人事業主の方は、個人事業主向け会計ソフト おすすめ比較も確認しておくと、バックオフィス全体の設計がスムーズです。

勤怠の締め作業を自動化できたら、次に工数を食っているのは請求データの転記や定型メールの送信です。少人数でも導入できる低コストな自動化の選択肢は中小企業向けRPAツール比較(無料・月3万円以下から始める低コスト5選)で費用対効果とあわせて比較しています。

来客対応や名刺の手入力も、少人数のオフィスでは意外と時間を取られる領域です。無人受付に切り替えるかどうかの判断基準は受付システムの選び方(10人以下オフィスが無料・低コストで導入する方法)、名刺の管理をアプリに寄せるかどうかはSansanとeightの違い(10人以下の会社が選ぶべき名刺管理)で、それぞれ費用の目安とあわせて整理しています。

まとめ:10人以下なら無料勤怠ツールで十分、選定軸は人数余裕と連携

従業員10人以下の勤怠管理は、HRMOS勤怠(30名まで無料)やスマレジ・タイムカード(10名まで無料)といった無料枠のあるツールを使えば0円で十分に運用できます。選定の決め手は、目先の人数ではなく「将来の増員に耐える無料枠の余裕」と「給与計算・労務との連携工数」です。すでにfreeeやジョブカンでバックオフィスを運用しているなら、同シリーズの勤怠を選んで連携の手間を消す方が、トータルの費用対効果は高くなります。まずは候補を無料トライアルで打刻テストし、自社の働き方に定着するかを見極めることから始めましょう。

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